移動販売を始めたい方へ!キッチンカー開業の許認可・初期費用・成功の秘訣を徹底解説
- 10 時間前
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ベストパートナーズ行政書士事務所 森重です。
最近、イベント会場やオフィス街、公園などで見かける機会が一層増えた【キッチンカー(移動販売車)】。「実店舗を構えるよりもリスクを抑えて飲食店をスタートさせたい!」と、当事務所でもキッチンカー開業に関するご相談をいただく機会が増えています。
今回は、大阪市等の最新の行政指針(『新たにキッチンカーによる飲食店営業を始める方へ』など)の公式情報に基づき、「必要な許認可」「気になる初期費用」「衛生管理とタンク要件」「出店場所の選び方」「成功の秘訣」まで、開業に必要な基本知識を徹底解説します!
参考URL(大阪市 自動車(キッチンカー)による営業について)
1. キッチンカーを始めるための「許認可」と申請ルール

キッチンカーで食品を調理・販売するためには、食品衛生法に基づいた正しい手続きと許可が必要です。
① 飲食店営業許可(保健所)
キッチンカー内で飲食物を調理・提供するには、保健所からの「飲食店営業許可」が不可欠です。
営業エリアの広域化(令和7年6月1日〜関西広域連合基準):
これまで自治体ごとに許可取得が必要でしたが、関西広域連合での基準共通化に伴い、指定の基準で許可を取得すれば「大阪府および和歌山県の全域」で営業が可能となりました(※一部広域ルールあり)。
申請に必要な書類・費用:
営業許可申請書のほか、車内の構造図面(2部)、自動車営業設備の概要(2部)、車検証の写し、食品衛生責任者の資格証、申請手数料(大阪市の場合:飲食店営業16,000円)などを用意し、営業開始の2〜3週間前までに申請します。
基地施設(一次加工所)の確保:
車内で行える作業は簡易な調理に限られます。食材の下処理(野菜の土落とし等)や一次加工(仕込みカット等)、給排水、器具の洗浄消毒を行うための「基地施設」をあらかじめ確保しておく必要があります。
② 食品衛生責任者の資格
車内に最低1名、「食品衛生責任者」の資格を持つ人を配置する必要があります。栄養士や調理師等の資格をお持ちでない場合でも、保健所などが実施する養成講習会(1日)を受講することで取得できます。
2. キッチンカーを始める時の「ザクっとした初期費用」

実店舗の開業(1,000万〜2,000万円以上かかることも珍しくありません)に比べれば抑えられますが、キッチンカーでも約300万〜600万円程度の初期費用が目安となります。
車両取得・改造費(約200万〜500万円):
軽トラタイプか、1t普通車タイプかによって変動します。内装の厨房設備(シンク、給排水タンク、冷蔵庫、手洗い設備等)の施工費用も含まれます。
基地施設(仕込み場所)の確保費用(約30万〜100万円):
専用キッチンを借りる敷金・礼金や、既存施設の改修費などです(シェアキッチンを活用して初期費用を抑える方法もあります)。
資格取得・許可申請手数料(約3万〜5万円):
食品衛生責任者講習の受講料や保健所への申請手数料(16,000円)などです。
初期仕入・販促費用(約20万〜50万円):
食材の仕入れ、使い捨て容器、看板・のぼり、タペストリーの作成費用などです。
3. キッチンカーの「衛生管理」とタンク容量・設備のルール

キッチンカーの車内衛生管理において重要視されるのが「給排水タンクの容量」と「衛生設備」です。
💧 給排水タンクの容量判定(Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型)
車内で行う「調理の工程数」や「取り扱う食材のリスク」によって、必要なタンク容量が決められています。
約40L(Ⅰ型):
工程数が少ない簡易な調理(たこ焼き、かき氷、市販飲料の注ぎ分けなど)。手洗い設備と器具洗浄設備を兼用することが認められる場合があります。
約80L(Ⅱ型):
工程数が多い調理(焼きそばなど)や、生食用鮮魚介類・非加熱野菜をそのまま盛り付けるなど、一定の水量を要する営業。
約200L(Ⅲ型):
通常の食器(使い捨て以外)を使用する、大量の水さらし・水冷を行う、車内で大量の洗浄作業が発生するなど、大量の水を使う営業。
🧼 車内設備のチェックポイント
区画・構造: 運転席と調理スペースが隔壁などで明確に区画されていること。床・内壁・天井は清掃・消毒しやすい素材であること(ベニヤ板やカーペットは不可)。
HACCP(ハサップ)に沿った衛生管理: 衛生管理計画を作成し、毎日の冷蔵庫温度チェックや手洗い実施、作業記録の作成・保存が義務付けられています。
4. どんな場所で出店したらいい?(出店場所の選び方)

「車があるからどこでも売れる」わけではなく、公道(道路上)での営業は原則禁止されています。出店場所(私有地・施設)の確保と許可がビジネスの成否を分けます。
オフィス街・ビルの敷地内: 平日のランチタイム需要が高く、リピーターがつきやすい。
イベント会場・フェス: 休日を中心に大きな売上が期待できるが、出店料や選考がある。
商業施設・ホームセンター・スーパーの敷地: 買い物客の立ち寄りが見込め、安定感がある。
大学・専門学校の敷地: 学生向けのボリューム感あるメニューが好まれる。
マッチングプラットフォームや地域の出店手配業者を活用しながら、ターゲット層に合った場所を確保するのが基本です。
5. キッチンカーで「成功する秘訣」

キッチンカービジネスでしっかり利益を出し、長く愛されるお店にするためのポイントを3つご紹介します。
「一目で何のお店か伝わる」看板とコンセプト
通り過ぎる数秒間で「何のお店か」が伝わらなければ素通りされてしまいます。のぼりやタペストリーで看板メニューを大きくアピールしましょう。
オペレーションのスピード化(提供時間の短縮)
ランチタイムのピーク(約1〜1.5時間)でどれだけ提供できるかが勝負です。事前準備(基地施設での仕込み)を徹底し、車内では「加熱・盛り付け」のみで済む設計にすることが大切です。
SNSを活用したスケジュール発信
「今日はどこに出店しているか」をInstagramやXで毎日発信しましょう。「〇〇曜日はあのお店が来る日だ!」とお客様に認知してもらうことがリピーター獲得につながります。
キッチンカーは、自分のこだわりを詰め込んだ料理を直接お客様の元へ届けられる魅力的なビジネスです。
しかし、
「自分の作りたいメニューだと、タンク容量は40L・80L・200Lのどれになる?」
「事前に準備する仕込み場所(基地施設)の要件を満たしているか不安」
「保健所への申請書類や構造図面の作成をプロに任せたい」
など、開業までには保健所との事前に相談や綿密な書類準備が必要です。
当事務所では、飲食店営業許可や自動車営業の手続きをはじめ、創業融資のサポートまで、事業者様の開業をワンストップでまるごとバックアップいたします!
東大阪周辺でキッチンカーの独立・開業をお考えの方は、ぜひ一度当事務所の無料相談でお気軽にご相談くださいね!
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代表 森重杏里
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