【ハトマーク と ウサギマーク】全宅連と全日、どちらを選ぶ??保証協会の入会費用と特徴を徹底比較
更新日:3 日前

当事務所では、不動産業(宅地建物取引業)の新規開業のサポートに力を入れています。
不動産業を開業する際、誰もが必ずぶつかる大きな選択があります。それが、「ハトマーク(宅建協会)」と「ウサギマーク(全日)」のどちらの保証協会に加入するか?という問題です。

保証協会には入会するつもりだけど、
どちらに入会したら良いのやら…
どちらに入会しても同じように不動産業をスタートできますが、費用や雰囲気、サポート内容に少しずつ違いがあります。今回は、これから不動産業を開業したい方向けに、2つの団体の違いや費用の比較、賢い活用術まで徹底解説します!
目次
1.そもそも「ハト」と「ウサギ」って何のこと!?

不動産屋さんの店頭や看板で、ハトのマークや、ウサギのマークを見かけたことはありませんか?これらは、不動産業者が加入している「業界団体(保証協会)」のシンボルマークです。
ハトマーク(全宅・宅建協会)
団体の正式名称は「公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会」です。各都道府県の宅建協会と全国組織で構成され、全国的な知名度の高い団体です。開業時に加入する保証協会は、「公益社団法人 全国宅地建物取引業保証協会」にあたります。 |
ウサギマーク(全日)
団体の正式名称は「公益社団法人 全日本不動産協会」です。1952年に設立された歴史ある不動産団体で、開業時に加入する保証協会は、「公益社団法人 不動産保証協会」にあたります。 |
📌なぜどちらかの保証協会に入会する必要があるのでしょうか📌
不動産業を開業する場合、万が一の取引トラブルに備えて、本店(主たる事務所)の場合は「1,000万円」の営業保証金を供託所に預けるのが法律上の基本ルールです。
しかし、どちらかの保証協会に加入して「60万円」の弁済業務保証金分担金を納めれば、営業保証金を供託する義務はなくなります。

(実際には分担金に加えて入会金などの諸費用がかかりますが)1,000万円を用意するよりも、はるかに負担を抑えて開業できます。そのため、多くの不動産業者が「ハト」か「ウサギ」のどちらかの保証協会に入会してスタートを切るのです。
2.保証協会のそれぞれの魅力と特徴を比較!

どちらに入会しても不動産業の営業ができることに変わりはありませんが、それぞれに得意な強みがあります。
比較項目 | ハトマーク(全宅) | ウサギマーク(全日) |
団体の概要 | 全国組織と各都道府県の宅建協会で構成 | 1952年設立の歴史ある団体 |
開業時に加入する保証協会 | 全国宅地建物取引業保証協会 | 不動産保証協会 |
実務ツール | 「ハトサポ」など会員向けポータルサイトを提供 | 「ラビーネット」で物件管理から契約・更新までの業務を支援 |
地域の繋がり | 各都道府県・地域に支部があり、地元の横のつながりを築きやすい | 距離感が程よく、アットホームな雰囲気 |
📌ハトマークの魅力📌
何と言っても圧倒的な認知度と会員数の多さです。地域支部ごとの結束が強く、地元の先輩業者とのネットワークや情報交換を重んじる方に向いています。 |
📌ウサギマークの魅力📌
歴史がありながらも、ITシステムの整備(ラビーネット)や一人起業家へのサポートに柔軟です。良い意味で後腐れのないスマートな付き合いやすさがあります。 |
3.入会費用などの総額・コスト比較

一番気になる「初期費用」と「ランニングコスト」ですが、結論から言うと、ウサギマーク(全日)の方が数万円~20万円ほど費用を抑えることが出来ます。ただし、【弁済業務保証金分担金60万円(本店)はどちらも共通で、入会金や年会費などの諸費用は、協会や都道府県によって異なる】という点を押さえておきましょう。
◆初期費用の内訳(目安)
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入会金や年会費の具体的な金額は、各協会・各支部の最新の公式案内でご確認ください。下記URLは大阪府の情報となります。
一般社団法人 大阪府宅地建物取引業協会(一社) 大阪府宅地建物取引業協会と(公社)全国宅地建物取引業保証協会の入会金額と会費一覧 |
全日本不動産協会 大阪府本部入会費用・お支払方法について |

どちらの協会も、入会時期によって条件が変わる場合があります。事前に公式窓口へ問い合わせて、最新の条件を確認しましょう。
4.保証会社(協会)を上手く利用していく方法

入会費を払って終わりでは勿体ありません!
保証協会のメリットを限界まで使い倒しましょう。
📌契約書・重要事項説明書のフォーマットを活用する📌ハト(ハトサポ)もウサギ(ラビーネット)も、会員向けのポータルサイトで実務に使える書式やシステムが提供されています。イチから作成する手間を減らせます。ただし、書式の内容や利用条件は協会によって異なります。使うたびに最新の法令に合っているかを確認する意識を持ちましょう。📌研修会・法改正セミナーに参加する📌宅建業法や建築基準法の改正、税制の変更など、不動産実務に必要な知識を、協会の研修会などでアップデートできます。開催内容は協会や支部ごとに異なるため、入会時に確認しておきましょう。📌相談窓口を活用する📌取引トラブルや「この物件の権利関係、どう処理すべき?」という複雑な案件にぶつかった際に、弁護士などの専門家に相談できる窓口が用意されている場合があります。利用できる内容や条件は協会によって異なりますので、入会前に確認しておくと安心です。 |

契約書のフォーマットの活用や、法律相談が出来るのはとてもありがたいですね!!ぜひ活用しましょう。
5.保証会社に入会する上での「注意点」

最後に、申請手続き上のとても重要な注意点を2つお伝えします。
① 入会の申込みは「免許申請より前」、営業開始まで日数がかかる
保証協会に加入する場合の流れは「入会手続申込み → 免許申請 → 免許通知の受領 → 保証金等の納付 → 免許証の受領」とされています。免許通知が届いても、保証金等を納付して免許証を受け取るまでは、営業を始められません。新規申請の標準処理期間は、約35日(実日数換算、申請後の補正に必要な期間は含まれません)とされています。標準処理期間は都道府県によって異なりますので、免許を申請する都道府県の最新の案内で必ず確認してください。また、入会の申込みや書類の準備、事務所の確保にも時間がかかります。開業日から逆算して、余裕をもったスケジュールを組みましょう。 |
② 「事務所の要件」を契約前に確認する
宅建業の免許申請では、事務所が、事務や営業活動を行う拠点として社会通念上認められる程度の状態であることが求められます。事務所の写真の提出が必要な項目として、商号や名称の掲示、事務机、応接場所が挙げられており、内装が未完成でも申請はできるとされています。特に「自宅兼事務所」や「ビルの一室を借りる場合」は、居住スペースや他社の事務所との区分がどのように見られるかが気になるところです。物件を契約してから不備が判明すると、費用が無駄になりかねません。【契約の前に】、免許を申請する都道府県の窓口や専門家に確認することをおすすめします。 |
まとめ
「ハトマーク」と「ウサギマーク」どちらを選んでも不動産業者としての信頼性に優劣はありません。「地元の業者とのネットワークを重視したい」「初期費用を少しでも抑えてスマートにスタートしたい」など、ご自身のビジネススタイルや予算に合わせて選ぶのが一番です。
当事務所では、元不動産業界での契約書作成経験を活かし、
「自宅兼事務所で宅建業免許が通るか」の現地確認・物件チェック
宅建業免許申請・保証協会への加入手続きサポート
開業時の「日本政策金融公庫」からの創業融資サポート
まで、ワンストップでまるごとバックアップいたします!不動産業の独立開業をお考えの方、ハトとウサギで迷っている方は、ぜひ一度当事務所の無料相談でお気軽にご相談ください。
▼法的根拠・参照• 公益社団法人 全日本不動産協会「沿革」:https://www.zennichi.or.jp/about/history/• 公益社団法人 全日本不動産協会「不動産業とは」:https://www.zennichi.or.jp/column/what-is-real-estate-brokerage/※本記事は2026年10月時点の公開情報に基づき作成しています。費用・標準処理期間・必要書類は協会や都道府県によって異なり、変更されることがあります。最新情報は必ず各協会・免許申請先の窓口でご確認ください。 |




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