『公的融資』と『民間融資』の比較
- 5月13日
- 読了時間: 3分
更新日:4 日前
ベストパートナーズ行政書士事務所 森重です。
事業を始めるための資金調達ですが、大きく分けると、国などがサポートする「公的融資」と、身近な銀行などが行う「民間融資」の2種類があります。
それぞれの特徴を正しく理解して、あなたの事業に最適なパートナーを選びましょう。
1. 融資する機関はどこ?

まずは、それぞれがどういったものなのか、基本を押さえましょう。
◆公的融資(こうてきゆうし)とは: 国や地方自治体などの公的機関が提供する融資です。代表的なものに、政府系金融機関である「日本政策金融公庫」や、自治体・金融機関・信用保証協会がチームを組んで行う「制度融資」などがあります。
◇民間融資(みんかんゆうし)とは: 民間の金融機関が、独自の判断と責任で行う融資です。私たちが普段使っている都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合などの窓口で直接申し込むものがこれにあたります。
2. それぞれの特徴

◆公的融資(日本政策金融公庫など): 「創業支援」を目的としているため、実績のない開業前の方でも相談しやすいのが最大の特徴です。
また、以前は「新創業融資制度」として融資を受けられる金額の上限は3,000万円でしたが、現在は「新規開業資金」の拡充により、上限が7,200万円まで引き上げられました。
◇民間融資: すでに実績がある企業への融資がメインです。融資の上限金額は事業目的や実績、自己資金等により大きく異なってきます。事業規模によっては数億円単位で融資が受けられる場合もあります。
3. 審査の基準はどちらが厳しい?

結論から言うと、創業期であれば「民間融資」の方が審査のハードルが高い傾向にあります。
◆公的融資: 政策として「起業家を増やすこと」を掲げているため、実績よりも「事業計画の実現性」や「本人の熱意・経験」を重視してくれます。
◇民間融資: 営利企業であるため、回収不能のリスクを非常にシビアに判断します。実績のない新規事業に対しては、公的融資以上に慎重な審査が行われます。
4. 審査期間はどれくらい?

◆公的融資: 申し込みから着金まで、およそ1ヶ月〜1.5ヶ月程度が目安です。
◇民間融資: 公的融資よりもスピーディーに融資が下りることが多いです。
5. 金利の違い

◇公的融資: 固定金利であることが多く、非常に低く設定されています。返済期間中、金利が変わらない安心感があります。
◆民間融資: 市場の状況に応じて変動する変動金利が一般的です。公的融資に比べると、若干高めに設定されるケースが多いです。
特に初めて開業される方は、まずは創業支援に手厚い日本政策金融公庫(公的融資)を検討することをお勧めします。
低金利でじっくりと腰を据えて事業をスタートさせ、実績を作った後に、将来的な事業拡大のために地元の信用金庫などと「民間融資」のパイプを作っていく…これが理想的な流れです。
「自分の場合はどっちが向いているの?」
「事業計画書、公庫向けにどう書けばいい?」
そんな不安がある方は、ぜひ「ベストパートナーズ」にご相談ください。
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